あなたは、犬派ですか？猫派ですか？
どちらも大好きという方も多いと思います。
私もその1人です。
犬と猫のルーツは同じ？！
犬も猫も、実は、元々ルーツは同じ動物だったことをご存知でしょうか？
「ミアキス」という6500万年前～4800万年前に生息していた動物です。
時代が、恐竜から哺乳類に変わっていった時代です。
ヤマネコとオオカミ
このミアキスが、森などに生息し始めたのが猫の祖先（山猫が家畜化されたものが猫）である「ヤマネコ」で、草原など広大な場所で生息し始めたのが犬の祖先である「オオカミ」だと言われています。
見た目も大きさも全く違う犬と猫が、実はルーツは同じ動物だったというのは驚きです。
しかし、犬も猫も、こうして私たち人間と共に暮らし、癒やしを与えてくれる存在となる道を辿ってくれたことを神様に感謝したいですね。
ところで…
犬派・猫派とはっきり分かれている方は、どちらかとの暮らしを選択されていると思います。
しかし、どちらとも一緒に暮らしたいと思う方も少なからずいらっしゃることでしょう。
私もその1人です。
犬と猫、どっちとも一緒に暮らすことは不可能なことではありません。
私自身、犬と猫、同時に一緒に暮らしていたことがあります。
特別何かに配慮することもなく、仲良く暮らしてくれていたのですが、それは運の良い偶然が重なっていたようです。
それでは、それぞれの習性などを考慮し、犬にも猫にもストレスのかからない飼育方法を詳しくご紹介します。
犬と猫それぞれの習性
ミアキスから犬へ、猫へと変化していく途中で、それぞれ異なった習性を持つようになりました。
犬と猫のそれぞれの習性について、かいつまんでご紹介します。
犬の習性
犬の祖先はオオカミであると言われているため、群れで暮らす動物です。
人間に従順で、嗅覚が鋭く、雑食系です。
活動は昼間で、群れの縄張りを守ろうとします。
そのため、いつも、飼い主さんと一緒にいることを好み、感情の表し方が率直です。
猫の習性
猫は森の中で行動しやすい単独行動をします。
人間とは対等で、行動範囲が狭いので犬ほどの嗅覚はなく、肉食です。
薄明りの中で活動することが多く、夜行性です。
単独でいることを好み、感情はしっぽや体の形で表します。
人と暮らしていくうちに、犬も猫も上記のような習性がそれほど強く出なくなってきますが、出来るだけそれぞれの習性を考慮して暮らしていくことが大切です。
安全に犬と猫が一緒に暮らしていく方法
そんな異なった習性を持つ犬と猫が共に暮らしていくには、飼い主側の配慮が必要となってきます。
犬と猫が安全に一緒に暮らしていく方法について、詳しくご紹介します。
犬と猫の各々の習性を考慮する
猫は単独行動を好みマイペースなので、必ず犬が入ってこれない専用のスペースを用意してあげましょう。
犬が登ることができないキャットタワーにベッドを置くのも良いでしょう。
猫にとっては、飼い主さん以外の動物と一緒にいることがストレスになる場合が多いようです。
しかし、犬にとってもひとりになる時間が必要です。
犬は猫に比べると一人でいることを特別に好むわけではありませんが、一人でゆっくりと休める場所を必要とします。
そのため、愛犬用のドッグベッドを用意してあげることも大切です。
先に飼っているペットを尊重する
どちらかと言えば、先に犬と暮らし始めることをおすすめします。
犬は、自分より後から別の動物が家に入ってきても、それほど多くのストレスを感じません。
しかし、猫にはストレスとなる場合が多いようです。
また、どちらが先住ペットであっても、先住ペットの方から先にご飯を与えたり、先に抱っこしたり撫でたりしてあげましょう。
そうすれば先住ペットが焼きもちを焼くこともなく、うまく飼育出来ます。
我が家の場合は、先に愛犬たちがいて、ちょうど3ヶ月の子犬のポメラニアンがいました。
愛猫は、3ヶ月半くらいでうちに来ました。
愛犬は女の子、愛猫は男の子でした。
この子たち以外は、成犬で落ち着いていたので、みんな仲良くしてくれたのだと思います。
特に、ほぼ同じくらいの月齢のポメと愛猫は、いつも一緒に寝たり遊んだりしていました。
犬のしつけをしっかり行う
愛犬が飼い主さん以外の動物に会っても、落ち着いていられるようにしつけを行っておきます。
逃げようとする猫を追って飛びかかったりしないように、「まって」「フセ」などは必ず出来るようにしておくと良いでしょう。
最初のうちは愛犬にはリードをつけておくのも良い方法です。
同時に飼育するなら子犬・子猫期から
このように、できれば同時に生後3ヶ月頃の子犬・子猫期から一緒に育てるのがベストです。
子犬と子猫を同時にお世話し、同時にしつけも行うのは大変です。
しかし、もっともお互いにストレスが溜まらない飼育方法であり、仲良く育てることが可能です。
異性同士で飼育する
犬と猫が異性同士であると、仲良くできるようです。
さらに、年齢も子犬・子猫期以外は、少し離れている方が良いようです。
我が家も、愛犬は女の子で、愛猫は男の子でした。
初対面は慎重に
初対面は、犬にはリードをつけて、食事時間に会わせるのが良いと言われています。
犬にとっても、猫にとっても、食事はとても楽しみな時間です。
その楽しみな時間を利用するのです。
当初はドアを閉めた別部屋で、それそれにごはんを与えます。
それを数日間続けたら、次はカーテンなどから、姿が見えるケージへと仕切りを替えて、姿がお互い見えるようにします。
このように徐々に数週間かけて、食べ物を使ってお互いの存在を好ましいものとして近づけてあげると良いと思います。
犬と猫では、フードに違いがあるため、お互いがフードをとりあったりすることがあると体調を崩す恐れもあり、喧嘩の原因にもなります。
犬猫 仲良し動画をご紹介
You Tubeなどでは、そんな犬と猫が同居して仲良く暮らしている様子の動画がたくさん投稿されています。
そんな癒やされる可愛い動画をいくつかご紹介しますので、ご覧になってみて下さい。
【猫が好きすぎて離したくない柴犬】
【犬と猫は仲良し】
【仲良しな猫と犬がかわいい】
みんな、驚くほど仲良しですね。
犬猫どっちも一緒に暮らしたい 最後に
犬も猫もどちらも好きだけど、一緒に暮らすのは難しいのかなと思われていた方は、改めて一緒に暮らしてみたいと思われたのではないでしょうか？
これから先、犬猫どちらとも一緒に暮らしたいと考えられている場合は、それぞれの習性を理解し、先住ペットを優先することや単独行動を好む愛猫にストレスがたまらないようにすることが大切です。
このように適切な配慮を持ってすれば、犬と猫が仲良く暮らしていくとは難しいことでないと思います。
みなさんの愛犬・愛猫との暮らしがさらに素敵なものとなりますように！
