【愛犬の身を守る】鑑札やマイクロチップってどんなもの?

災害時など不測の事態に、愛犬と離れ離れになってしまっても、連絡先などがわからないと愛犬と再会できなくなってしまうこともあります。

そんなときのために、愛犬の身元をしっかりわかるようにしておくのが重要です。

今回は、迷子札や鑑札、狂犬病予防注射済票、マイクロチップについて調べてみました。

犬のマイクロチップってどんなもの?

マイクロチップを埋め込んだ犬

マイクロチップには、固有の番号が記録されており、そのチップを愛犬の身体に埋め込んでおくと、専用の読み取り機で半永久的に番号が読み取れ、飼い主さんの情報を確認することが出来ます。

マイクロチップのしくみについて

  1. 動物病院で装着
    動物病院で、直径1~2㎜・長さ8~12㎜のチップを専用の注射器で愛犬の首の後ろあたりに入れるのが一般的な装着方法です。
    痛みは、普通の予防注射などと同じくらいの痛みなので愛犬の身体にそれほど大きな負担はかかりません。
    様々な臨床実験がなされており、安全性も確認されているとのことです。
  2. 登録
    専用の登録用紙に、飼い主さんの連絡先情報を記入し、日本獣医師会の事務局に送付します。
  3. 事務局で情報を管理
    登録された飼い主さんの連絡先情報を管理し、保護された犬の紹介があった場合に、情報を提供してもらうことができます。
    データは日本獣医師会のデータベースで管理されています。
  4. 愛犬が保護されたら
    保護先の団体などが、専用のリーダーで番号を読み取ります。
    事務局に照会され、飼い主さんに保護されている連絡が送られます。
  5. マイクロチップの安全性
    現在のところ、マイクロチップを埋め込んだことで、犬に何か体調の変化などの報告は1件もないとのことです。
    また、マイクロチップが装着されていても、レントゲン撮影やCTスキャンなども問題なく行えるようです。

専用のMCリーダーは、犬が保護されることが多い保護団体や動物愛護センター、保健所、一部の警察や動物病院などに配備されています。

また、飼い主さんの情報が変更された場合(住所・電話番号変更など)は、必ずデータの更新をすることを忘れずに。

以下に、飼い主さんの情報の送付先をご紹介しておきます。

公益社団法人日本獣医師会
マイクロチップデータ登録窓口
〒107-0062 東京都港区南青山1-1-1 新青山ビル西館23階
TEL:03-3475-1695(自動音声案内)
FAX:03-3475-1697
E-mail:mc★nichiju.or.jp (メール送信時には★を半角@に変えて送信してください)

[日本獣医師会HPより引用]

犬の鑑札・狂犬病予防注射済票の装着について

迷子札を付けた犬

各自治体に、愛犬の登録を行うと発行されるのが、鑑札です。

そして、狂犬病予防注射を行った際に発行されるのが、狂犬病予防注射済票です。

狂犬病予防注射法で、装着が義務付けられていますので、愛犬の首輪などに着けておきます。

 

保護された場合、鑑札と狂犬病予防注射済票によって、飼い主さんがわかります。

この2つをつけることと、さらに迷子札などもつけておくとスムーズに連絡を受けることが期待できます。

迷子札には、飼い主さんの電話番号など連絡先を記入しておきます。

保護されたときや避難所で役立つ愛犬のしつけ

クレートに入っている犬

愛犬と飼い主さんが離れ離れになってしまう場合の最も多いケースが、地震や台風などの自然災害時です。

愛犬が保護され、飼い主さんのもとに戻って来れるようにするためには、愛犬の社会化やしつけが大きな意味を持ってきます。

家族以外の人に慣れていないと、保護自体が難しくなります。

また、離れ離れにならなくても、同行避難をするためには、ハウスに入れるようにしておくことや指示しつけを行えるようにしておく必要があります。

迷子札やマイクロチップってどんなもの? 最後に

愛犬の逃亡や迷子はもちろん、いつ起こるともしれない自然災害時に、愛犬と離れ離れになってしまっても、鑑札や迷子札、狂犬病予防注射済票などを付けておくと、スムーズに連絡を受けることがます。

さらに、災害時などは、迷子札などが取れてしまうことも考えられます。

そのときのために、マイクロチップの埋め込みを行うのも選択肢のひとつです。

かかりつけの獣医師に一度相談されてみてはいかがでしょうか。

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