最近では、犬と室内で共に暮らしたり、服を着せることやドッグフードを無添加の物にしたりするなども当たり前のようになってきています。
そのため、犬の寿命が飛躍的に伸びていると言われています。
そこで今回は、犬を大切にする本当の意味について考えてみました。
犬を大切にすること
犬と暮らしているみなさんにとって、愛犬を大切にすることは当然のことだと思われていると思います。
また、大型犬・中型犬・小型犬、運動量の必要な犬種やそれほど必要ではない犬種などそれぞれの犬種の特徴によっても、愛犬との接し方は変わってきます。
しかし、それは、「犬を人間扱いすること」とは違います。
犬を人間扱いすること
犬を人間扱いすることとは、どういうことをいうのでしょうか。
例えば、愛犬の主食としてドッグフードを与えず人間の食べ物(食べさせてはいけないもの以外)だけを食べさせたり、過度に着飾ったり、犬同伴NGの場所にも愛犬を連れて行ったり…などでしょうか。
私の愛犬の中には、どうしてもドッグフードを食べてくれなかったので、獣医師の指導のもと、人間の食べ物にサプリメントをプラスしていた子もいますし、イベントのときにはコスプレさせて写真を撮ったこともあります。
愛犬同伴NGの場所に連れて行くことはありませんでしたが、ドイツなどのように、日本も愛犬同伴でどんなところにも一緒に行けるようになればいいなとは思います。
犬を大切にすることの価値観の違い
以前、こんなことがありました。
職場の同僚の愛犬家の人とお互いの犬のことについて話していたときのことです。
同僚の愛犬がどうしてもサイズの合う服がないというので、いろいろ相談にのっていたときのことです。
するとそれを横で聞いていた男性社員Aさんが、「犬に服を着せるなんて、動物虐待だ」と言うのです。
同僚の愛犬は、チワワとミニチュアダックスのミックス犬で、アンダーコートのない子だったので冬には服は必須でした。
しかし、Aさんにはどう説明しても「犬を人間扱いするな」「飼い主の自己満足」「犬なんて畜生(!)なのに服着せても意味がない」の一点張り。
最終的には、「もし君たちの飼い犬を1億円で売ってくれと言われたらどうする?」
さらにはここには書けないようなひどいことまで言われました。
同僚と私があきれて顔を見合わせていると、「ほら!どうせ犬好きだっていってもそんなもんだよ!」と得意満面で言われました。
Aさんは犬のことで、何か嫌なことが人生の中であったのでしょうか。
これは、犬が好き嫌いというより、お金に関する価値観の違いなのかもしれませんが…。
私は、愛犬をどれだけお金を積まれても決して売ることはありません。
それこそ「そういうことではない」からです。
愛犬は家族です。
Aさんは、1億円で自分の子供を売るのでしょうか。
犬は法律上、「物」として扱われますが、私たちにとって愛犬は決して「物」ではありません。
犬を人間扱いしているわけではなく、家族として大切に思っているだけなのです。
犬が嫌いな人を非難するつもりは毛頭ありません。
おそらく、Aさんくらいになってしまうと理解してもらうこともできないでしょうが…。
最後に
「愛犬を大切に思うこと」について感じたことを書いてみました。
誰にも好きなものや嫌いなもの、価値観は違います。
しかし、私たちが適切な愛し方で愛犬を大切にしていることに嘘はありません。