私は、自分が一緒に暮らしたことがない犬種にもとても興味があって、「わんこ図鑑」として調べて記事を書いています。
昨日は「ジャック・ラッセル・テリア」について調べていました。
人間の都合で作出される犬たち
今まで、14種類の犬種について、調べてきました。
そして、まだまだいろいろな犬種について調べていきたいと思っています。
犬種の歴史について調べていると、いつも立ち止まって考え込んでしまうことがあります。
犬は約15,000年前から、人間と共に暮らしてきました。
それは、現在の犬と人間の関係とは異なり、犬は「人間のために働く動物=使役犬」であったようです。
しかし、共に仕事をすることで、大きな信頼関係があったことも事実。
そして、人間は、より人間の役に立つように、犬を改良し続けてきた歴史があります。
早く走れる犬。
よく吠える犬。
動くものを追いかける犬。
小さな穴に入れるような足の短い体型の犬。
泳ぐことが得意な犬。
重い荷物が持てる犬。
寒さに強い犬。
そんな特徴の犬と犬を交配させて、さらに人間にとって都合の良い犬種を作出してきました。
そして、犬はそれに応えて、多くの人間の助けとなってくれたのです。
今も、ご家庭によっては、番犬として犬を飼っていることもあるでしょう。
そして、盲導犬、聴導犬、介助犬、災害救助犬、警察犬など、厳しい訓練を受けて、素晴らしい働きをしてくれる犬もたくさんいます。
最近では、がん探知犬の存在も期待されていますね。
人間と暮らす上でのしつけ
現在では、かつていろいろな役目を負っていた犬種も、ほとんどが愛玩犬として人間と共に暮らしています。
そして、吠えるように作出された犬も、無駄吠えしないようにしつけをされています。
動くものを追いかけるように作出された犬も、車やバイク、自転車を追いかけないようにしつけをされます。
もちろん、人間の社会で暮らしていくためには、犬のしつけは必須です。
それは、愛犬の安全のためにも必要なことです。
だからこそ、しつけを行う場合は、叱ってはいけないのだと思います。
人間の都合でそういう習性に作出された犬種を、また人との暮らしを上手に行えるようにしつけているのですから。
少しくらい時間がかかっても。
何度か上手に出来なかったとしても。
叱ったり、ましてや絶対に叩いたりしてはいけないのです。
その犬との暮らしを選んだのは、飼い主の私たちです。
犬が私たちを選んだわけではありません。
それぞれの犬種の魅力
動物の中で、犬ほど、異なる多様な特徴を持っている動物はいないのではないでしょうか。
体の大きさも、1㎏くらいの犬種もいれば、100㎏近くなる犬種もいます。
毛の長さや量、毛色、顔などは同じ犬とは思えないほど多種多様です。
そして、それぞれの犬種に、さまざまな特徴があります。
体の大きさに関わらず、運動量が豊富に必要な犬種もいれば、お散歩もそれほど行く必要のない愛玩犬もいます。
その魅力や特性を生かして、飼い主さんも対応していく必要があります。
運動量が必要な犬種を迎えるのであれば、飼い主さんの体力面を考える必要があります。
それは、犬の約15年ほどの生涯を引き受ける覚悟を持つということです。
人間の都合で作出された犬種の特性を、家族である愛犬の魅力として大切にすることは、私たち飼い主の使命でもあります。
最後に
さまざまな犬種について調べていくうちに感じたことを書きました。
これからも、まだいろいろな犬種についての興味が尽きません。
「わんこ図鑑」として、少しづつ書き留めていきたいと思います。