わんこ図鑑ージャック・ラッセル・テリア

小さな体で、とても元気なイメージのジャック・ラッセル・テリア。

スポーツドッグとしても人気の犬種です。
有名なビクターの首を傾げる犬・ニッパーくんは、ジャックラッセルテリアではないかと言われています。

ジャックラッセル・テリアの歴史

水遊びするジャックラッセルテリア

ジャック・ラッセル・テリアは、ジャック・ラッセルという牧師が、キツネ狩りのために作出したテリアです。

1819年、オックスフォードの学生だったラッセルが、牛乳屋が連れていた犬「トランプ」を気に入り、その場で買い取りました。

大学卒業後、牧師補になったラッセルは、トランプを基礎として、巣穴からキツネを追い出す犬を作り出すことに精を出しました。
ラッセルが育てていた犬は狩猟犬として、とても優秀であったため、1883年、ラッセルが亡くなった頃から、「ジャック・ラッセル・テリア」と呼ばれるようになりました。

その後、ウェルシュコーギー・ペンブロークやダックスフンドなどとの交配を繰り返し、狩猟犬として育成されましたが、容姿にはばらつきがありました。

ジャック・ラッセル・テリアは、イギリス国外にも輸出され、それぞれの国で使役犬として使いやすいように改良されていきました。

ペットとしては、性質的に適していなかったようですが、ウェルシュコーギーとの交配などで、最近では穏やかな性質に改良されています。
ジャック・ラッセル・テリアは、アメリカやオーストラリアで人気が高く、害獣駆除の目的だけでなく、ペットとしての人気も高いようです。

俊敏な動きができる犬種として、スポーツドッグとしても大人気です。

また、セラピードッグ、介助犬、聴導犬としても期待されています。

ジャックラッセル・テリアの特徴

ジャックラッセルテリアの親子

ジャック・ラッセル・テリアの体の大きさは、個体差が大きいといわれていますが、体高は25〜30cmで体重は3~6㎏です。
体長は体高より少し長く、体型は筋肉質で細身です。
耳は垂れているか少し立ち耳のどちらかです。

ジャックラッセル・テリアの毛色

ジャック・ラッセル・テリアの毛色は、ブラック&ホワイト、タン&ホワイト、ブラック&タン&ホワイトで、どのカラーもホワイトが多めです。
目はアーモンド型と丸型で、尾は猟犬であったため、断尾されますが、最近では断尾しない場合もあります。
毛質は3種類あり、スムースコート、ラフコート、ブロークンコートです。
お手入れは、トリミングナイフを用いて行われます。

ジャックラッセル・テリアの人気

ジャック・ラッセル・テリアは、小さく筋肉質な体型で、動きがとても俊敏で運動能力が高い犬種です。
そのため、ドッグスポーツの世界ではとても大きな人気を得ています。
負けず嫌いな面もありますが、しつけと適切な運動量を確保すれば、素晴らしい家庭犬となります。

ジャックラッセル・テリアの性質

ジャック・ラッセル・テリアの性質は、頑固で負けず嫌いですが、寂しがり屋な可愛いところもあります。
一途な性質ですが、ときにそれが問題行動を起こす原因にもなると言われています。
飼い主さん以外の言うことは聞かないと言われており、とても頭が良いことから、飼い主さんのしつけがとても重要になってきます。

ジャックラッセル・テリアの健康

ジャックラッセルテリアの子犬

ジャック・ラッセル・テリアの健康についてご紹介します。

ジャックラッセル・テリアの寿命

ジャック・ラッセル・テリアの寿命は、13~16歳と言われています。
小型犬の平均寿命と同じくらいですね。

定期的な健康診断やスキンシップ、お手入れなどを通して、体調の変化に気を配ってあげることで、さらに長生きしてくれると思われます。

運動量を必要とする犬種ですので、アジリティ競技やドッグスポーツをさせることで健康寿命はさらに伸びていくでしょう。

ジャックラッセル・テリアの罹りやすい病気

ジャック・ラッセル・テリアの罹りやすい病気は、糖尿病膝蓋骨脱臼網膜剥離先天性重症筋無力症などです。

適切な運動量を確保し、肥満を防止し、罹りやすい病気の予防に努めましょう。
寂しがり屋の性質から、放っておかれることにストレスを感じるようです。
出来るだけ、構ってあげる時間を多くとることも大切です。

ジャックラッセル・テリア 最後に

外国の絵本に出てきそうな、わんぱくでやんちゃなイメージのジャック・ラッセル・テリア

元キツネ狩りの猟犬で、運動能力が高いと言われています。
頭も良いので、アジリティ競技やドッグスポーツなどを楽しみたい方にぴったりの犬種です。

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