世界一小さな犬種であるといわれる、チワワ。
小さくて華奢で守ってあげたくなる可愛さで、日本国内でも1,2を争う大人気犬種です。
体高は12cm～20cm、体重は1.5kg～3kgです。
小さく華奢な体型ですが意外と勇敢な性格であることも愛好家にとっては大きな魅力のひとつと言えるでしょう。
チワワの歴史
チワワのルーツは、北アメリカでは最も歴史のある犬種テチチです。
テチチは、アステカ文明の王族の儀式の生贄とされていた犬で、チワワはその直系であると言われています。
テチチは現在のチワワより、体は大きかったようです。
1850年頃、メキシコを訪れたアメリカ人に3頭の小さな犬が発見されました。
この3頭がテチチの子孫だと言われています。
そして、発見された土地の名前をとって「チワワ」と名付けられました。
その頃から、チワワはアメリカにおいて犬種の改良が行われました。
このときにスムースコートチワワとパピヨン、ポメラニアンを交配させたロングコートチワワが作出されました。
1904年にアメリカンケネルクラブに登録されましたが、その頃は狩猟犬など使役犬が重要とされ、あまりにも小さなチワワには人気が集まることはありませんでした。
それが、1960年代以降はアメリカの近代工業の発展により、使役犬は必要とされなくなり、逆に愛玩犬の人気が集まり始めました。
日本で本格的に人気が出始めたのは1970年代以降です。
さらに、テレビCMでその可愛らしさが大人気となった白いロングコートチワワが、日本での人気に拍車をかけました。
その後は、日本の住宅事情やペット可のマンションなどが増え、小型犬の人気が高まると共にチワワは大人気犬種に仲間入りすることとなりました。
チワワの特徴
チワワは、小型犬の中でも超小型犬に分類されます。
丸いアップルヘッドが理想とされています。
手脚は細く、体はしっかりとしているのも特徴です。
チワワの毛色
スムースコートチワワの毛色は、レッド、白、レッド、タン、ブラック＆ホワイト、ブラウン＆ホワイト、ブラック＆タン、ブラウン＆イエローです。
ロングコートチワワの毛色は、レッド、白、黒、レッド＆ホワイト、ブラック＆ホワイト、ブラウン＆ホワイト、ブラウン＆イエローです。
チワワの人気
チワワの人気は、日本国内では常にトップクラスで、トイプードルと人気を二分しています。
小さいのでペットOKのところであれば、どこにでも一緒にお出かけできます。
体の小ささから、日本の住宅事情にも合致、飼育スペースを必要としないことも人気の理由です。
また、お手入れも手がかからず、ロングコートチワワであっても、被毛が伸び続けるわけではないのでトリミングも必須ではありません。
チワワの性質
チワワは、小さくて華奢な見た目とは異なり、性質は勇敢で好奇心旺盛。
そのため、小さいですが番犬としても優秀な働きをしてくれます。
また、飼い主さんには忠実で愛情深い性質です。
家族以外にはあまり懐くことがなく、犬種もチワワ同士で仲良くしたがる傾向にあります。
飼い主さんが他の犬に接しているのを見るとやきもちを焼くことも多いです。
そういった仲間意識の強さがあるため、子犬期から外に連れ出し、社会性を身に着けさせるようにしましょう。
チワワの健康
チワワは、メキシコ原産であるためとても寒さに弱い犬種です。
日本の冬には弱く、お散歩のときには服を着せると良いでしょう。
また、体が小さいので多くの運動量を必要としませんが、好奇心旺盛な性質であるため、1日20分程度はお散歩に連れて行ってあげましょう。
チワワの寿命
チワワの寿命は長く、12歳～20歳です。
長寿な子が多い小型犬の中でも特に長生きです。
そのため、20年間は必ず共に暮らしていける環境が必要です。
ただ見た目の可愛さだけでなく、そういったことも考慮に入れてお家に迎えるようにしてください。
チワワの罹りやすい病気
チワワの罹りやすい病気は、膝蓋骨脱臼や眼の病気です。
また、頭が丸いアップルヘッドがよしとされるため、近年水頭症も増えています。
眼が大きいので、眼球に傷がつきやすいので日常的にも気をつけなければなりません。
緑内障やチェリーアイは、失明の可能性もあります。
そのため、1年に1度の定期的な健康診断を受けさせるようにしましょう。
小さくて可愛くて勇敢なチワワ 最後に
世界最小犬チワワについてご紹介しました。
小さくて可愛いくて、飼い主さんにはとても忠実で愛情深いことも大きな魅力ですね。
さらに、あの小さい体で、自分より大きな体の動物に立ち向かう勇敢さも持ち合わせてるのは、意外に思われたのではないでしょうか。
目の病気や膝蓋骨脱臼に気をつければ、健康で20歳近くまで長生きしてくれるのも飼い主さんとしてはとても嬉しいことですね。
初めて犬をお家に迎える方にも最適な犬種であると言えます。
以上『わんこ図鑑ーチワワ』でした。
以下の記事でポメラニアンの魅力についてご紹介しています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
